子供には、私みたいになってほしくない。

子供に「ごめんね」と感じる瞬間が

ありますか?

「ママって呼ばれたのにすぐに行けなくてごめんね」

「今日はちゃんとしたご飯作れなくてごめんね」

「お迎えが遅くなってごめんね」

「大人の都合で、ごめんね」

子供に対して
申し訳ない気持ちでいっぱいになること
あなたはありませんか?

私は何度もありました
と言うより、本当はこわかったです

「子供にさみしい思いをさせていないか?」
「悲しい思いをさせているのではないか?」

といつも不安でした、そして

「この子には私みたいになってほしくない」
「私と同じような思いはさせたくない」

とも思ってきました




私と同じような思い、というのは
さみしかった事や悲しかった事です

「お母さん、と呼んだ時にすぐに来てもらえなくてさみしかった」

「あの時、お母さんと一緒に遊べなくてさみしかった」

「起きた時、隣にお母さんがいなくて悲しかった」



そんな小さな頃のさみしさが
子供と接していると溢れてくるのです

本当はさみしかったのに
本当は悲しかったのに
「おりこうさん」の仮面をかぶり
聞き分けのいい子を演じる中で

心の奥底へ追いやられたさみしさは
怒りへと変わっていきます




「どうして呼んだ時にすぐに来てくれないの?私のことが大切じゃないの?」

「どうして一緒に遊んでくれないの?」

「どうしていつも一緒にいてくれないの?
私のこと嫌いになっちゃったの?」




人はさみしいと怒ります
大切にされてないのではないか?という不安は怒りに変わります



実は、私たちは
生まれた瞬間から怒っているのだと言います

あたたかい子宮の中で
お母さんの心臓の音を聞きながら
へその緒から呼吸や栄養をもらい安心して過ごしてきました

それが、生まれた瞬間から
別世界で生きることになります


病院のかたいベッドの上
24時間いつも一緒だったお母さんがいない
お母さんの抱っこじゃなきゃ寝られない
お腹がすいた、オムツがぬれたよ
寒いよ、あついよ

その度に赤ちゃんは泣きます
泣きながら怒っています


ここは何なの?居心地がわるいよ
お母さんのお腹の中に戻して!
と泣き叫びます

 
また、お母さんのお腹の中にいた時のように
欲しいものを欲しい時に与えてもらうことが当たり前で
なんでも自分の思い通りになることを期待しています


だから
お母さん」と呼んだ時にすぐに来てもらえないと怒るのです

起きたときに隣にお母さんがいないと泣くのです

自分の遊びたいときに、遊んでくれないと怒るのです

そして、こんな勘違いをします

お母さんに嫌われたのかもしれない。
お母さんに無視されたのかもしれない。
お母さんに愛されていないのかもしれない。

そんな勘違いや怒りを持ったまま大人になり
やがて母親になった時
我が子に、幼い頃の自分の姿を重ねます

自分の子供=小さな頃の自分、です

そして、あの時のようにさみしい思いをさせないように
悲しい思いをさせないように
傷つけないように必死になります

「いつでも子供の声にこたえなければ」
「いつも望むものを与えてあげなければ」 
とがんばるのです

「ママ、と呼ばれたらいつでもかけつけなければいけない」

「子供の喜ぶものを作らなければいけない」

「子供にさみしい思いをさせてはいけない」

「子供の望むことは何でも叶えてあげなければいけない」

と完璧な母親を目指すその姿は
子供を育てるというよりは
さみしさや怒りから逃げているのです

けれど、子育て、家事、仕事の全てを完璧にこなすことは難しい
子供の声に100%こたえられないことに罪悪感を感じ
そんな自分をますます嫌っていくのです


我が子に対する
「申し訳ない」いう罪悪感
「こうなってほしくない」という不安は

私たちが子供のころに感じた
さみしさや怒りから起こります

さみしさや怒りは
ネガティブなものと思われがちですが
本当はどんな感情も同じように感じていいのです

あなたが感じたさみしさや怒りを
全部出していいのです

子育てに限らず
悩んだ時や落ち込んだ時は
気分転換に出かけたり
1人になる時間をつくったり
お友達とランチをしたり
エステやマッサージに行ってみたり

いわゆる「癒す」ことで
気分が落ち着くことがありますね


その時は一時的に楽になっても
やはり、また同じことで悩んだり
イライラが止まらなかったりするのであれば

これまで、見て見ぬ振りをしてきた感情を
出してみてください

小さな頃の
さみしかったこと、悲しかったこと

本当はこうして欲しかった
本当はこう言ってもらいたかった

全部、吐き出してみてください
私は紙に書くことがわかりやすいので
ひたすら書き出しています

めそめそ泣いて
一人でこっそり悲しみにくれてください

かっこわるい
誰にも知られたくない自分を
大人になったあなたが、目をそらさずに
見てやってください

そこからです
自分の中のさみしさ、悲しみ、怒りを出し
ごうまんな気持ち 
わがままな気持ち
自分勝手な気持ち

そういう隠したいものを全部
見るのです

ダメだと思っている自分を
全部、出してください

それを避けたまま
子供のために、と頑張っても
罪悪感や不安は消えないでしょう

なぜなら、すべては
あなたがつくりだしているから

根本を変えると
そこから繋がることも自然と変わっていきます

不思議なもので、怒りやさみしさを出すと
気持ちがスッキリするのはもちろんのこと、
日々の生活が丁寧になりました

この日は、子供と一緒におやつにパンケーキを作りました