それはあなたの望む未来に関係がありますか?

一人でお茶を飲んでいると
隣のテーブルの会話が聞こえてきました

内容はその場にいない人のことでした

「旦那が服を脱ぎっぱなしで腹がたつ」

「〇〇さんが手伝ってくれない」

「〇〇ちゃんのママが、、」

「学校が、、」

「先生が、、」

もう本当に嫌なのよ!という話でした

不満を感じることって誰にでもありますよね

「あの人がこうしてくれないから嫌なの」
「あの人のせいで私は不快なの」

と誰かのせいにしたくなります

また

「私はこんなに大変なの」
「私はこんなに我慢しているの」
「みんながひどいの」

と主張したくなる時は
人は自然と声が大きくなります

「誰かが〇〇してくれない」という言葉の裏には
「誰かが〇〇してくれて当たり前」という気持ちが隠れています

「わたしはこうしたい」
「私はこれがほしい」
「だから、あなたがやって」

という、自分の欲しいものを誰かに与えてもらおうとする気持ち

これは私たちの子供ごころです
子供ごころは大人でも誰もが持っています

私たちは生まれた瞬間から
誰かに与えてもらってきました

泣けばオムツをかえてもらえ
泣けばミルクをもらえ
抱っこをしてもらえ
まわりの大人たちが何でもしてくれました

赤ちゃんの時はそれで良かったのですが
成長とともに変わっていく必要があります
 
本当は、大人になった私たちは
欲しい物を自分で手に入れる力を持っている

ただ、その力に気がつかないまま
与えてもらうことを待っているから
他人に対して不満や怒りが出てくるのです

服を脱ぎっぱなしの旦那さんに腹がたつのは
部屋が散らかるのが嫌だからではないでしょうか?

洗濯をするときにわざわさ取りにいくのも面倒ですよね

部屋を散らかしたくない。
いつも綺麗な部屋で過ごしたい。
それがあなたの望む状況なら、本当は自分でつくることができます

落ちている服を見つけたら洗濯カゴへ入れる
これだけで、あなたの望む「綺麗な部屋」の状況に一歩近づきませんか?

「なんで私がやらなきゃいけないの?」
「旦那が自分でやるべきことなのに」

それも分かります

旦那さんが脱ぎっぱなしにしなければ
あなたはイライラしなくて済みますよね

ただ、相手に変わってもらおうとすると時間がかかります
余計にイライラもするでしょう

それよりも自分でするほうが早いのです
落ちている服を拾うのに3秒くらいでしょう
3秒で自分の望む状況をつくることができる

「でも、私がやるのは違うと思う」
「だって、それは私の仕事じゃない」
「旦那のためになんで私がそこまでしなきゃいけないの?」

旦那のために、と考えるから腹がたつなら
自分のために、と考えてみたらどうでしょうか?

現状を変えるには行動することです
服が脱ぎっぱなしの現状が嫌なら
服を拾えばいいのです

実はとても単純なのです
だって、私たちは
自分の欲しいものを自分で手に入れることができる大人なのですから

さらにおもしろいことに
自分がやる、と決めて動いていると
いつの間にか相手が変わっていた
ということが本当に起こるのです

あなたの人生です
一日は24時間です

誰かの不満を言うために
隣の席の会話を聞くために
あなたの大切な時間を使うのは
あなたの望むことでしょうか

それはあなたの望む未来に関係がありますか


そう考えていくと
行動も、人付き合いも、生活の仕方も
シンプルになっていくように思います