私なんてお化粧しても可愛くない。服を買うのも面倒くさい。


「私なんてお化粧しても可愛くないんです」

そんな風に下を向きながらつぶやく女性がいらっしゃいました



「日中も子供と居るだけだし、特にランチに行くわけでもないし。朝も時間がないし、だんだん面倒になってきて」



そうですよね
子供が小さいうちは、今までのように自分のペースで動くことが難しくなりますし
ミルクやよだれやお醤油やらで服もすぐに汚れてしまうから、好きな洋服が着られないヒールも履けない。



時間がない。
オシャレできない。
余裕がない。
可愛くない。



ない、ない、ない

ない、がたくさん。。。




それが現実なのかもしれません

私も、産後に「落武者のようだ」と指摘されて落ち込んだり思い出があります
(鏡を見たら本当に落武者のようでした)


「でも頑張って赤ちゃんのお世話してるんだから!しょうがないのよ!」と思う反面
「だけど本当はメイクも髪型もきちんとしたいな」と思ったものです



お母さんをしていると自分のことは後回しになっていきますよね、子供が優先だから当たり前といえばそうなのですが

それで本当にいいのなら、いいのですが
本当は違うのだとしたら。。。

私の大切な友人の一人にこんな女性がいます

「最近、服買うのも面倒くさいの」

「化粧も面倒なの」

「朝、ダルいから」

「ヒールなんて何年も履いてないし」

楽しそうじゃないです
会うたびにダルそうにしています


「このままじゃダメだな〜と思うんだけど、まわりもみんな化粧してる人なんていないし、オシャレな人もいないしね。だから私もこれでいいやって感じ」





そんな彼女の目が輝く瞬間が時々あるんです


あ、この服かわいー!

たまには口紅つけるといいよね。

昔このヒール好きだったわ。

たまにはデパートに行ってみたい。

たまにはお茶したい。



美容の話やオシャレの話になると、とても元気そうにしています
そんな嬉しそうな顔を見るたびに、私も嬉しくなります

髪ボサボサがダメなんじゃなくて
すっぴんがダメなんじゃなくて
ヒール履かないのがいけないのではなくて


彼女が嬉しそうに、笑って話してる姿を見られるのが幸せなんです

たぶん、お化粧したりオシャレなことを考えてみたりするのが嬉しいはずなのです



でも、まわりにそんな人はいないし
自分だけ浮くのも嫌だし
出かける予定もないし
と、色々と理由をつけて自分のウォンツから遠ざかっているのかもしれません

ウォンツって、want to ってことですがwants to かもしれません

日常生活のなかには小さなウォンツが散りばめられています


朝起きてお水が飲みたいのか?コーヒーが飲みいのか?
今日はどういう顔で歩きたいのか?
どういう服を着たいのか?
どの靴を履きたいのか?
ランチ何食べる?と同じですよね


自分のウォンツを一つ一つじっくり聞いてみることなんて普段しないかもしれませんが
そんなウォンツの結晶が今のあなたです



この服でいいや。
これでいいや。
でこの先も生きていくのか

これがいいの!
これがしたい!
で自分の世界を作っていくのか



大げさに思います?

私なんか。。とあきらめてしまう女性や私の友人のように

私なんて

そんなに可愛くないし

時間もないし

そんな余裕ないし

誰も見てないし

うんうん、わかります
で、それは一旦置いておいてどうしたい?

「女子力が高い」だとか「若く見られる」だとかそういうことは私はよく分かりませんが
「本当はお化粧したいのに、していない」のだとしたら、もったいないなと思いませんか



本当はお化粧して髪も整えてスカート履きたい。
でも時間がないし子供もいるし、しょうがないからすっぴんで落武者でジャージ履いてるんです



だとしたら、それって「ニセモノの姿」なんじゃないかなと思うんです


本当はスカート履きたいのにズボン
本当はヒール履きたいのにスニーカー
そうやって仕方なく履いてるのだとしたら?
しょうがないからそうしてるのなら?

きっと楽しくないんじゃないかなと思うんです

いやいや、日常生活に楽しさなんて求めてない?

それで、楽しいならいいのです
楽しいなら
あなたが笑ってるのなら

でもね、私なんて。。と言っているその顔が
楽しそうじゃないんです

女の人って笑ってる顔が一番きれいです

ジャージがダメ、すっぴんがダメなのではないのです
私もジャージ履きますしすっぴんの日もあります

本当にそれをしたくてしてるのですか?

一度、自分に問いかけてみてみるとおもしろいと思います

お化粧するのに理由なんて要りません
キレイにすることって楽しいですから、予定がなくたっていいじゃないですか

自分のウォンツを無視することは
自分の美しさを隠すことになります

私が友人の笑顔を見て嬉しくなるように、あなたの笑顔を見て幸せになる人がいます

お子さんかもしれませんし、パートナーかもしれませんし、お客様かもしれない
 あなたが楽しいとまわりの人も楽しくなります



あなたのウォンツを出してみると、たぶん、明日からもっと楽しくなると思いますよ




最近はヒヤシンスが好きです