こんばんは。
まきです
何かを思い出す時って「五感」をつかいます
この曲聴いたことあるな。と耳が感じて
ここ、前に来たことあるな。と目が思い出し
この味、懐かしいな。と舌が覚えていて
この香りで誰かを思い出す。と鼻が言う
魚ってヌルヌルする。と手の感触に残ってる
こんな感じでしょうか
何だかすごく当たり前のことですが
五感で記憶して、また五感が思い出します
良いことも、そうでないことも覚えています
自分にとっての嫌なことを思い出す時
あなたはどんな感じがしますか?
あの日も寒かったな。
雨が降ってたな。
あんな曲が流れていて。
こんな風がふいていて、
こんな服装だったな
とかね
人それぞれキーワードというか、これを見る度に思い出すっていうアイテムがあるような気がします
私の場合は「人の顔」でした
誰かの表情をいつも気にしていたので
怒ってる顔
あきれた表情
冷たい目線
自分に向けられたそういう表情がね
こわかったんです
私にとっては「人の顔」が記憶の種となってきました
嫌な記憶も引っ張り出してくる「人の顔」
嫌いなはずなのに、余計に意識しすぎて執着してました
セロリが嫌いな人が、スープやサラダにほんの少し入ってるセロリに敏感に気がつく、みたいに
そこにフォーカスしますよね
あなたは、何かにフォーカスしていますか?
誰かの言葉や何かの音だったり
何かしら、あるのかもしれないですね
私の場合は「人の顔」で、おもしろいことに
人の顔をみるのが苦手だったのに
人の顔ばかり見る仕事をえらび
自分の顔も人に見られるから表情も気にして
そんなんで、いつも顔や表情のことばかり考えてました
他人のことも自分のこともね
もう誰かが怒ってる顔は見たくない
不満いっぱいの顔は見たくない
冷たい目線を投げかけられるのも嫌だ
そんな「恐れ」がいつもありました
自分も見たくないし、
世の中からそういう顔がなくなればみんなが幸せになれると本気で思ってましたから
せめて自分はそんな顔はしない人になろうって
おかげさまで、笑顔を振りまく仕事をし
「感じの良い人」と言われるようになり
自分が苦しんで嫌っていた「こわい顔の人」とは正反対の人になりました
でもね、なんだか、スッキリしなかったんです
苦手なものを克服したように思ってたけど
やっぱり、人の顔が気になって時々思い出し
こわい顔の人や怒ってる人
不満いっぱいの人
誰かの愚痴を言う人を見つけては
攻撃することもありました
それにも疲れてきたんです
そうすることでずっと人の顔に執着してたから
頼まれてもいないのにねpan>
こわい顔を撲滅しようとして
一人でたたかって疲れてました