親が口うるさいと子供の気持ちは離れていきます

こんばんは、まきです

今日は、昼間に買い物に行ったんです
子供のスニーカーを買った後、同じフロアにあるお店を見ていました

あるお店の入り口に椅子がいくつか並んでいたんですね

なんだろう?と近づいていくと椅子に紙が貼ってありました

「この椅子にお座りにならないで下さい」

はい

ここに座らないでねっていうことですね

「これは、お店の大事な商品です。お買い上げになるお客様のためにも、触らないでくださいね」

っていうことですね

または
「この椅子に座って休憩しないでくださいね、うちの大事な商品ですから」
という意味もあるかもしれません

とにかく「ここに座らないでね」っていうことですね

並びには子供服のお店があるから、子供達が座ったり遊んだりして万が一壊れてしまったら大変だから
と思ってのことかもしれません

じゃあなぜそこに置いたのか??

誰かに座られたくないのであれば、お店の中に置いておけば良いのに

お客様に見てもらいたいんですよね?
だから、お店外の目のつくところに置いたんですよね?

椅子って、座るためのものです
椅子を買いたいお客様にとっては、座ってみないとわかりません

椅子なのに「座っちゃだめ」

お店の言いたいことはわかります
でもなんだか違和感を感じました

今回、お店に入ろうとしている時に初めてかけられた言葉が「座らないでね」でした

「○○しないでね」
「○○しちゃダメ」っていう禁止の言葉を最初に言われるわけですね

否定されるんです、まだ何もしていないのに
これは良くないですね
子育てと同じではないでしょうか

それは触っちゃだめ
ここで遊んじゃだめ
これは食べちゃダメ

子供のためを思って大人は言いますね

危ないから
怪我したらいけないから
心配だから

でもそれって本当に子供のことを考えての言葉でしょうか?

もちろん大半はそうでしょう
しかし、大人の都合でそういっている場合ってありませんか?

ダメ、ダメって否定の言葉ばかり投げていると、子供は本当にダメになってしまいます

「危険なことから守ってあげたい」
「つらい思いをしないようにしてあげたい」
「ちゃんとした大人になるように」

大切な子供のためにそう思いますよね

だから

「親が守ってあげないと」
「こちらが手伝ってあげないと」
「危ないものから遠ざけてあげないと」
「これはだめよ」
「こうしない、ああしなさい」

そう思う気持ちが大きすぎる時、肝心な子供の気持ちが考えられなくなってしまいます


子供を信じてる気持ちがどこかへ行ってしまっていませんか?


子供って大人が思っているよりもかしこいし、いろんなことを感じています
自分で考えて行動したいし、自分で決めたいことだってあるんです

そして、将来は自分で生きていけるようになりたいと思うものだと思います
それを「今、心配だから」という思いだけぶつけてしまうのは、時に子供の可能性や気持ちをつぶしてしまうかもしれません

親だから子供より優れていることなんてないんだと思います


危険から守ってあげることは大事ですが、子供を信じてあげる気持ちも大切じゃないかなと思います


ダメ、ダメ、ばかり言われていると
「この人私のこと信用できないのかな?」って窮屈になってきます
親子も、夫婦も、彼氏彼女も一緒ですよね

そんなことを椅子を見ながら思っていました