子供は親の気持ちの裏も表も気づいている

こんばんは、
麻布十番の子育て美容コンサルタントのまきです

「電車で化粧をする」

人前で化粧をするなんてはしたないしマナー違反だという人もいれば
誰にも迷惑かけてないのになんでいけないの?という人もいます

まわりの人が自分の行為を見てどんなことを思うか?

例えばその行為がなぜ「はしたない」のか?
「恥ずかしいこと」なのか?
「マナー違反」にあたるのか?


人によって違うこの感覚
こういうのって誰かから教えられたわけではなく、きっと自分に自然に染み付いたものなんだと思います

教わるのではなく、今まで見てきたことや、体験してきたことが積み重なってできた感覚だと思うんです


小さい頃からまわりの大人がそうしていれば、それが普通に感じられるのかもしれません

私たちの一生の中で「環境」と「人」はとても大きな意味を持つと思います

小さな子供は自分で選ぶことができませんから、生まれてからしばらくの間はほとんどの場合が親の都合です

育つ場所が日本なのか海外なのか
コンクリートジャングルなのか自然溢れる土地なのか

どの学校に通いどんな友達がいるのか
まわりにどんな大人がいるのか

どんな遊びをして、どんな音楽を聴いて、何を食べるのか

それらがその子の性格や後の人生をつくるときに一つ一つのパーツになるはずですが

自分の意思で動くことができるようになるまでは、与えられたものの中で生活していくんだと思います

そして今のあなたの職場や住んでいる場所、まわりの人たち、パートナー

そんな大人になったあなたの「今」をとりまく環境は
きっとあなたが自分で選んできたのだと思います

自分で選んで自分で決める、大人にはそれができます

そうなるまでの間、子供にとってお手本となるのは一番近くの大人は親や育ててくれる人
絶対的な存在です
そんな大人の姿を見て真似しながら成長します

大人たちが「あれをしなさい、これをしなさい」と言っても
本当に子供が見つめているものってそんなものじゃないのかもしれない

もっと奥に隠れているものなんじゃないかと

例えば、子供をいい学校に入れて、いい服を着させて
親の頑張り次第で、子供の肩書きや見た目の部分を盛ることはできても

親のハートはどうにも加工できません
そのまま子供に伝わる親の気持ちは、どうにもできず、ありのままが子供に伝わり
子供はそんな親の愛情に敏感なのだと思います

だから親は自分が持っているもの以上のことは子供に与えることはできないのかもしれません

子供は親の裏も表も全部感じながら大人になっていきます
そうやって大人になって、その先は自分で作っていくのだと思います

「この大人は自分を愛してくれているのか?」
「この人は信頼できる大人なのか?」

子供はきっと感じとっています

そして、自分は愛されていると思えることが何より大事で
その安心感があるから人との関わり合いや社会に入っていける

一人の人間として愛され尊重されること
子供にとって必要なのは大人と一緒じゃないかな?と

誰かの子供である前に、一人の人だということ
自分の子供であっても、自分のものではない

子供に何をしてあげられるのか?って私も日々考えますが
そうじゃないのかもしれないって思いました
たぶん、子供はすべてお見通しなんですよね

そんなことを生姜のストックを作りながら考えていました