まきです
子育てをしていると
「これで良いのかな?」
「こっちのほうが良かったんじゃないか?」
と色々と迷うことってありますよね。
叱らない育児、だとか
子供を褒めて伸ばす、だとか
育児書にも色々な育児の仕方が書いてありますよね
本は、本です。
毎日優しいお母さんでいられる方は少ないのではないのかな?と思います
私事ですが、小さい頃から美容院で髪を切ってもらうことが大嫌いでした。
本当に美容院に行きたくなくて寝たふりをしたりお腹が痛いと行ったり。
もちろんそれでも連れていかれますが
親の趣味で小さい頃からショートカットでした。
「短いほうが似合うから」といつも言われていました。
短いとすぐ伸びてくるので、よく近所の美容院に行っていました。
そして家に帰って鏡を見て泣いていました。短いのが嫌で。
悲しくて。
またこんなに短くなっちゃった。
明日学校に行きたくない。
ぜんぜんかわいくない。
本当に毎回ショックでした。
ショートカットが似合う、似合わないというのは、当時の私にはわかりません。
ただ自分では短い髪型が嫌だったんですね。
だって、クラスの女の子たちは、長い髪の毛をポニーテールだ、三つ編みだ、編み込みだ、カチューシャだ、とみんないつも可愛くして学校に来るんですよ。
私も本当は髪を伸ばしたかったんです。
でもね、それが言えないんですよ。
「私、短いの嫌だ、髪伸ばしたい」って言えなかったんです。
なぜ言えないのか、おそらく私のもともとの性格もあると思います。
今なら言いますよ。でも小さい時は何一つ言えなかったんです。
「あなたは短いほうが似合うから」
この言葉をずっと聞いてきました。
「そっか、じゃあ私は短くしていれば良いんだな」
とずっと思ってきたんですね。
そうやって自分に言い聞かせてきました。
でも本心は違っていた、だから髪を切るたびに泣いていたんですね。
たぶん、家族の前でも泣いていたと思います。
でも、 すぐ伸びるから!って言われてた気がします。
そんなに深刻には捉えられていなかったですね。
髪だけではなくて、例えば欲しいものがあっても「これが欲しい」って言えない子供でした。
「これ買って」と言った記憶がありません。
欲しいけど、言えない。がまんする。
なんで言えなかったのかな。
「これが欲しい」って言うこと自体、良くないと思ってたんですね。
「これがしたい」
「こうなりたい」
そんなこと言ったらいけないって思っていました。
そんなふうに思ったら罰が当たると思っていました。
私なんかが、そんなこと望んだらだめだ。
暗いですね(笑)
でも、本気でそう思っていました。
そんな幼少期を過ごし、中高生で反抗期ですね。
今までたまっていた分がだんだん出てきたんでしょうね。
自分の中の「これがしたい、欲しい、なりたい」が言えるようになるまでとても時間がかかったと思います。
まわりの友人に助けられました。
最初のはなしに戻りますと、例えば髪型なら
「あなたにはこれが似合うから」
というのは結局は親の趣味でしかないということ。
もちろん子供は小さいのでよくわからず、自分で決めるのは難しいこともたくさんあると思います。
ただ、こうしたいという気持ちは絶対にあります。
その気持ちを親やまわりの人間に伝えられるかどうか。
また、自分の気持ちを受け止めてもらえるかどうか。
これってすごく大事なことだと思います。
自分の気持ちを聞いてもらえる
これほど安心なことはありません
子供にとっては、まずは家族が一番近い存在です。多くの場合は母親かと思います。
その人に自分の気持ちを聞いてもらえるから、そこに信頼関係ができると思いまふし、そこからお互いが歩み寄ることができると思います。
親の一方通行では子供は苦しいだけです。
表面上、その時はうまくいっていても後でどこかでしわ寄せがきます。
親子でも、人間同士ですから。
親が決めたことが一番だとは限りませんし、親が決めたから安心ではないと思います。
「ママが選んだから、大丈夫よ」っていうのはママの勝手な妄想だと思うんです。
「私が毎日この子をみてる、だから、私がこの子のことを一番良くわかっている」
それも確かにそうだと思います。
ミルク、オムツ、全部お母さんがしている場合が多いですよね。
でも、本当にそうなのかな?
自分の思う幸せと、子供が思う幸せは本当に同じかなと私はいつも疑問に思っています。
わかっているつもりで、自分の思い通りにしようとしてしまっていたり
そう思い込んでいるだけだったり。
まだ小さい子供にとって、自分の気持ちを伝えるのは簡単なことではないでしょう。
でも、自分はこうしたいっていう気持ちは、赤ちゃんの時から持っているはずです。
夜中にミルク欲しいって泣いたり、抱っこしてーって泣きますよね。
それが成長して泣かなくなったら少しは楽になります。
そして、お母さんが楽になった分、子供はがまんしているかもしれません。
子供の気持ちを聞く、単純なことですが私は自分の体験からそこは大切にしていきたいと強く誓っています。
でもこんな話をすると必ず「自分がされたことって、絶対自分の子供にもしちゃうんだよ」という人もいます。
そうかな、
あなたに何がわかるのかなって私はいつも心の中で思ってます。
みんな、言いたいこと言いたいように言ってきます。
だから、あなたは、あなたのやり方で良いんですよ。
子供にとって一番頼りになる存在は、家族、お母さん、お父さんですよね。
その人たちに自分は受け入れてもらえる、という安心感がないと、子供はいつも不安で自身がなくさみしいです。
そういう気持ちはなかなか消えません、苦しいです。
子供にとって自分の家や家族が
自分が受け入れてもらえる、自分の話を聞いてもらえる、自分の居場所なんだと安心を感じてもらうことが一番大切だと思っています。